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   鏡天満宮

  博多リバレインの横に、鏡天満宮という神社がある。この神社は、菅原道真卿が京から左遷され、博多に上陸した時に、自分のやつれた顔を映した鏡を祀る神社だと言われています。この鏡天満宮の前には「渡唐口(ととうぐち)」と書かれた石碑が設置されている。ここは遣唐使が大陸に旅立、唐からたくさんの文化を持ち帰ってきた場所です。7~9世紀ごろ、複数回遣唐使が派遣されていましたが、その後、道真の建議により廃止されてしまいます。さて、博多リバレイン横にかかる寿橋の近くには「川端の大水道」と書かれているモニュメントがあります。案内看板によると、寿通はもともとは水路を埋め立てて作られた通りで、その水路は「袖の湊」の名残なのだそうです。明治12年(1879)の寿橋完成にあわせて、翌年、大水道に蓋をする工事が進められて、暗渠の上に舗道ができました。「寿通」と改名されました。 昔、九州最大の繁華街として知られている「天神」。その名の由来となったと言われるのが、「水鏡天満宮」です。菅原道真卿が四十川(あいかわ)の清流を水鏡にして姿を映した場所に社殿を建てました。