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   勅使道の植樹

  明治33年(1900)10月に当時の皇太子(大正天皇)が参拝され、大正11年(1922)3月には、昭和天皇の母、貞明皇后が香椎宮にご参拝されました。貞明皇后ご参拝を記念し、かつ3年後の勅使参向に向けて、現在の勅使道が整備されました。大正15年(1926)2月11日、道路の両脇にクスノキが植樹されました。相良県技師によれば「各五間(1間=1.8メイトル)の間隔を存して百六十二本の正木を植えたといいます。集まったのは香椎村周辺のみならず、県内各地の行政、団体の皆さんでした。県下27市、郡、町、村から各団体が一本のクスノキの苗木を搬入しました。苗木の大きさは背丈が3メイトル以下と指定されていました。団体の数は162。加えて、柴田県知事の御手植えが1本、勅使の長谷子爵の御手植えが1本、福岡県庁が追加でもう1本が加わって合計165本のクスノキ植栽が終わりました。


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