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   博多海軍航空隊之跡碑

  戦後、旧日本海軍が航空戦の重要性を認識し、各地に練習航空隊を、開設しました。西戸崎にも1940年(昭和15)水上機による航空隊が設置され、博多航空隊と称しました。ついで陸上機教程も設けられ、日夜飛行訓練に励んだといわれました。1945年(昭和20)には筥崎隊、香椎隊、伏敵隊と特攻隊が編成され、この地を基地として人吉、鹿児島に展開しました。この碑の建設にあたり、元博多海軍航空隊の隊門を史跡として永久に保存し、世界平和の願いをこめ後世も語り継ぐものである。と碑文に刻まれています。 1985年(昭和60)12月8日建立      元隊員有志一同 参考『春日市史』中巻に「九州飛行機香椎工場での「東海」生産は組立ててそのまま浮き船に乗せ機動船で西戸崎まで曳航して試験飛行を行い、生産から試験飛行まで合理化されていた。」と記されています。