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  「浜男神社」祭神は不詳、海上を司った神といわれる。香椎潟海岸にあった、大字香椎字宿に鎮座。『筑前国続風土記』には「浜男町は香椎の西にある町也、此も香椎邑の境内なり。日本紀に橿日の浦とあるは此所也。いにしえは町なかりしを、筑前中納言秀秋の時立ちる。此所に浜男大明神あり。是香椎の末社にして、神功皇后異国退治の時、日本海辺の事を司りし神といふ。」とある。『日本書紀』では神功皇后が「香椎で髪占い」の儀式を行っているとあり、香椎宮の西側の海岸に出て、「霊験があるなら髪が分かれて二つになりますように」と神に呼びかけたとあります。さらに『八幡本紀』に「香椎宮の西、浜男と云う所の浜、是即ち橿日浦なり。ここより八、九町ばかり沖に大岩あり。是を御島（みしま）と云う。・・（略）」あり。昔は神官が毎日香椎宮から浜男神社まで来て、船で御島へ渡って祀る習わしであったが、海が荒れて行けないときは、代わりにここで行っていた。

香椎宮と御島神社を線で結ぶと浜男神社はその線上にあります